今多くのシャンプーが「ノンシリコン処方」に変わってきています。
- 髪に良さそう
- 頭皮に優しそう
- 肌の弱い人にも合いそう
ノンシリコンシャンプーのイメージってこんな感じではないでしょうか？
でもどんな美容アイテムにも
メリットとデメリット、合う人合わない人
がいます。
この記事では美容師がノンシリコンシャンプーについて詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
ノンシリコンシャンプーのメリットとデメリット
まずはじめに大切なことをお伝えしておきます。
美容院の会話あるある？と思うくらいよく聞かれる…
「ノンシリコンシャンプーっていいんですか？」
という質問、、コレ意味があるんでしょうか？
ないですよね…。
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例えば誰かに「パスタって美味しいんですか？」って聞かれたら困りませんか？
- いやいや、あなたの好み知らんし！w
- パスタって言っても色々あるだろ！ソースとか具材とかで味が全然ちがうんですけど…w
- てかそもそも、その質問の仕方おかしくない？w
こんな感じですよね？
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ノンシリコンシャンプーも同じです。
良い悪いはその人の好みや感じ方ですので判断しようがありません。
ですので、良い面と悪い面をちゃんと理解したうえで、自分に合いそうならノンシリコンシャンプーを使ってください。
合わなさそうだと思ったら使わないでください。
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＜自分の調べたい内容をクリック＞
【ノンシリコンの悪い点】
【ノンシリコンの良い点】
【ノンシリコンと髪質との相性】
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ではノンシリコンシャンプー特有のデメリットとメリットから紹介していきます。
ノンシリコンシャンプーのデメリット
- シャンプー中や洗ったあとに髪がきしむ
- 頭皮のかゆみが起こることがある
- 髪がパサパサしやすい
- カラーが落ちやすい
上記の4つがよく言われているノンシリコンシャンプーのデメリットです。
美容師としての経験上、市販の安いノンシリコンシャンプーになるほどこのデメリットは強く感じるようになります。
そして、クオリティーの高い高級シャンプーになるほどデメリットはほとんど感じないレベルになります。
｜髪がきしむことがある
「きしみ」はほとんどのノンシリコンシャンプーに起こるデメリットです。
きしみの程度の強弱はありますが、ほとんどのノンシリコンシャンプーで多少なりともきしみがでます。
髪のすべりを良くするコーティング剤であるシリコンを配合していないので、きしんだり、毛が絡まりやすいのがあたり前。
最近は、シリコンに変わる天然成分を使うなどメーカーもきしみ軽減のため努力しているようですが、、それでも多少はきしみます。
「ノンシリコンなのにきしまない！」という宣伝のもの(レヴ〇ルとかジュレ〇ムとか)がよくありますが、もれなくきしみます。
本当にきしまないノンシリコンシャンプーは2,3種類しか出会ったことがありません。
｜頭皮のかゆみが出ることがある
かゆみに関してはノンシリコンだけのせいだとも言い切れません。
シャンプーには色々な成分が配合されていて
- 洗浄成分アレルギー
- 天然成分アレルギー
- その他の添加物アレルギー
など様々な可能性があるからです。
ノンシリコンでかゆみが出るとすれば、それは洗浄力とのバランスの悪さが原因でしょう。
とくに市販シャンプーは高級アルコール系(硫酸系)の強烈な洗剤を使用しています。
そして、シリコンはコーティング効果によって髪や頭皮を保護する、負担を軽減するもの。
つまり、洗浄力の強いシャンプー＋ノンシリコンの組み合わせは最も頭皮に負担がかかるんです。
なので、とくに市販のノンシリコンシャンプーにおいてはかゆみが出やすいだろうな～と私は思っています
｜髪がギシギシ、バサバサする
髪のパサつきもノンシリコン特有のデメリット。
ですが、良い見方をすれば自然でナチュラルな質感だと思うこともできます。
とくにハイダメージ毛の人はシリコンインのシャンプーの方がしっとりなめらかに仕上がりやすいので、ノンシリコンシャンプーを使うと「髪がパサつく、もっとしっとり感がほしい」と感じてしまう人が多いですね。
ちょっとキツイ言い方ですが、ノンシリコンだからパサパサするのではなく、そもそもあなたの髪がパサパサなんです。
シリコンというファンデーションでスッピン髪をかくしているわけですね！
｜ヘアカラーの退色が早いものがある
カラーの退色(色落ち)の早さにおいては完全に経験則ですが、
「このヘアカラーの落ちの早さはもしかして、ノンシリコンが原因？」と思うような経験を何度もしています。
「私、髪色が抜けるのがめっちゃ早いんですぅ～」という人に使っているシャンプーの種類を訪ねるとノンシリコンタイプであることが多いですしね。
美容院のものであればそれほど影響もないですが、安く質の悪いノンシリコンシャンプーになるほどヘアカラーへの影響も大きくなります。
デメリットの解決方法は2つ
上記で紹介した4つのデメリットについて
解決方法は大きく2つ。
- 市販品は避け、サロン専売品などのハイクオリティーのものを選ぶ
- 使い続ける
一つ一つ説明させていただきます。
まず、ノンシリコンシャンプーを使うなら市販品はさけてください。
正直、おすすめできないですし、お客様からも「いい」という声はきいたことがありません。
きしみや色落ちの早さなどのデメリットも強く感じますので、ノンシリコンシャンプーを使うならクオリティーの高いものを選ぶのが賢い選択です。
品質の高いものならデメリットを感じることはほとんどありません。
そして、もうひとつ大事なのは継続して使用すること。
はじめは感じるきしみやパサつきですが、3ヵ月以上使い続けていくと少しずつおさまっていきます。
そして、逆に髪がまとまりやすくなり、ツヤ感もアップします。
「本当に良くなっていくのか心配…」と思ってしまうのですが、わたしのお客様にもこういった経験を経て、髪がキレイになった人がたくさんいます。
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＜好転反応って知ってますか？＞
例をあげると「マッサージをしたら揉み返しがきた」
これって悪いことではないんです。
血行不良やリンパのつまりが解消されて、ちょっと体がびっくりしている状態。
問題が解決され、これから良くなる兆候なんです。
「薄毛治療クリニック」でも治療開始時に抜け毛が一気に多くなり、その後、髪が増え始めます。
これも好転反応。
健康な髪を生やすために、弱っている毛を一度リセットしてしまうのです。
ノンシリコンシャンプーにおけるパサつきやきしみも髪から余計なものをデトックスするための好転反応だととらえてみてください。
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ノンシリコンシャンプーのメリット
- ベタベタせず自然な洗い上がり
- 使い続けていくと髪のコンディションが上がる
の2つがノンシリコンシャンプーを使うメリットです。
デメリットは4つもあったのにメリットは2つだけ！？と思ってしまうかも知れませんね。
でも今から私のする話を聞いていただくと、あなたもきっとノンシリコンシャンプーを使いたくなるはずです！
｜ベタつきなく、ふんわりサラサラの髪に導く
まず、ノンシリコンシャンプーは圧倒的に軽い質感でサラサラな手触りの髪に仕上がります。
シリコンが多いシャンプーだと頭皮も髪のベタっとなるんですよね。
そのまま使い続けていくと、
- 乾いているのに濡れた質感の髪
- ヘアカラーが染まりにくい、パーマがかかりにくい
などの悪影響が出ることも。
正直、街を歩いていて「この子、シリコンのせいで髪がちょっとベタついてる…かわいそうに。」と思うこともたくさんあるんですよ！(美容師あるあるです)
やっぱり髪でも自然さ(ナチュラルさ)って大切だと思うんです。
美しく風になびく髪になりたいならノンシリコンシャンプーの方が向いています。
｜継続的に使っていくと、素髪力があがる
また、さきほども説明したようにノンシリコンシャンプーは継続していくことで髪のコンディションが良くなっていきます。
はじめはきしみやパサつきを感じますが、それは髪に余計な汚れが残っているから。
その汚れが取れるにつれて髪本来の美しさは上がっていきます。
ノンシリコンシャンプーはデトックス効果で髪のスッピン力をあげてくれるシャンプーなんです。
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シリコンは髪に残りやすいので、汚れを上からどんどん塗り固めてしまうことも。
今シリコンインのシャンプーを使っている人もたまにはリセットした方がいいですよ！
だから美容師はヘッドスパをすすめるんです。
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｜シリコンは毛穴に詰まる、薄毛の原因というのは嘘
「シリコンは毛穴につまってハゲの原因になる」
という噂は有名ですよね。
だからノンシリコンシャンプーを選ぶという人も大勢いるのではないでしょうか？
「シリコンは毛穴につまったりはしません！」
もう一度言います！シリコンが毛穴につまることはないんです。
どんなにヘアケアの研究結果や大学の論文などを探しても「シリコンが毛穴に詰まる」なんて書かれているものは一つもありません。
根拠がないんです。
ただし、流しのこしたりすると、頭皮や髪に悪影響をおよぼす可能性もあるのが事実。
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美容師としては、シリコンorノンシリコンにそこまでこだわる必要はないと思っています。
ようは自分に合っているかどうかなので！
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ノンシリコンシャンプーが合う人、合わない人
メリットとデメリットをふまえてノンシリコンシャンプーと相性がいい人、悪い人の特徴を解説します。
あなたのシャンプー選びの参考になれば幸いです。
相性が良い人
- メンズ、ショートヘアの女性
- 軽い質感の髪が好きな人
- 素髪力をあげたい人
- ナチュラル志向の方
きしみをさほど気にしなくてもいい男性やショートヘアの女性にはノンシリコンシャンプーはおすすめ！
髪が軽い質感になるので、ヘアスタイルに動きもつけやすいです。
また長く続ける意気込みがあるのであれば、素髪力も上がっていきますのでぜひノンシリコンシャンプーを試してほしいと思います。
オーガニックやボタニカルといった話題の自然派シャンプーもほとんどがノンシリコン処方。
ナチュラルさをお求めの方におすすめのシャンプーです。
相性が悪い人
- ブリーチ毛などハイダメージの人
- とにかくしっとりした髪がお好きな方
上記のような方にはノンシリコンシャンプーは不向きです。
とくにブリーチ毛はただでさえ乾燥するので、パサつきやすく、猫っ毛だったりするとノンシリコンシャンプーで洗っただけで絡んでしまうこともあります。
毛先を洗い流さないトリートメントなどで保湿しつつ、根気よく使っていけば改善されてはいきますが、ほとんどの方がそこまで続かないのも事実です。
シリコンインのケアシャンプーで髪のコンディションを保っていく方が無難と言えます。
また元々しっとりした感じの髪が好きという方にも真逆の質感にしあがるノンシリコンシャンプーはおすすめしません。
まとめ： ノンシリコンシャンプーは質で選ぼう
シリコン、ノンシリコン問わずシャンプーは質で選んでください。
ノンシリコンタイプでもクオリティーの高いものは本当にいいです。
きしみやパサつきもほとんど出ません。
逆にシリコンインでも質の悪いシャンプーだと髪がパサパサ、頭皮も荒れたり、、なんてことになります。
イイものを見極められる目をやしなうことが大切！
あなたがデキる大人ならぜひシリコン、ノンシリコンなどという言葉に惑わされないで自分に合った上質なアイテムを選べるようになりましょう。
私たち美容師も相談いただければ少しは知識をお貸しできるはずです。
あなたの素敵なヘアライフを応援しています。
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